命を懸けて伝えてくれたこと ③
昨日の続き…
チャチャが命を懸けて伝えてくれたこと
それは 結局
『母さん、あの医者はダメ』
『ダイ君の命も危ない』
『早く 病院を変わって』
そんな心の叫びだったに違いない
その命の叫びは
彼女の大事な パートナー
ダイ君の命を救うことにつながった

実は チャチャが旅立った頃
ダイ君の後ろ脚は突然立たなくなり
歩けない状態が続いていた
その医者が言うには
太りすぎなだけで 痩せれば歩けると!
確かに去勢後急に太りだしたため
そうなのかな…と思い
言われるがままに
ダイエットを頑張っていた
お散歩のために
その頃ではとても珍しかった
犬用カートを探し購入した
他に 首に鶏卵大に大きくなった
脂肪塊もあり
切除しなくても良いのか?と問えば
頸動脈があるからしない方がいい
悪性じゃないから大丈夫だと言われていた
しかし チャチャの死で
その医者への信用を全て失った私は
すぐに どこか良い病院を紹介してほしいと
いろんな人に尋ね
ある大きな病院へダイ君を連れて行った
そこで診断された結果はなんと
歩けなくなっていた足は
前十字靭帯断裂
首の鶏卵大になった脂肪塊は
最初 直径1㎝だったものが
たった3年で7㎝ほどになったのなら
9歳の今 この先5年生きると考えて
どんな大きさになるか…
と説明された
そして
『すぐに手術しましょう!』
と院長は言った
病院を変えたことで
ダイ君の耳もすっかり良くなり
(チャチャ同様に生後数か月からずっと悪かったため)
脳検査もしてもらい
髄膜炎の心配もないとわかり
前十字靭帯断裂も治って
ちゃんと歩けるようになり
大きな脂肪塊も切除し
数年ぶりに
ダイ君の細い首が復活したのである
その後
ダイ君は元気に過ごし
我が家にたっくさんの癒しを与え
15歳3か月の命を全うした
10歳まで特に大きな病気もせず
元気だと思いこんでいたチャチャは
21時頃に突然倒れ
わずか5時間という速さで
旅立ってしまった
救急病院の先生は
『酸素マスク外しますか?
ここにいても時間でお金がどんどん嵩みます』
とおっしゃって
『酸素マスクとったらチャチャは苦しいですか?』
という私に
『いいえ、もう全く意識はありませんから…』
苦渋の決断だった
でも 家に帰りたいだろうと思い
昏睡状態のチャチャを抱いて
泣く泣く家路へついた
まるで眠っているようなチャチャ
家で待っていたパパがそっと抱いた
その瞬間
大きく息を吸って
チャチャの首は力なくうなだれた
不思議なことにその時
ダイ君が大きな声で遠吠えをした
まるでチャチャの最期がわかったようだった

やっぱり家に帰りたかったんだ
大好きだったパパに抱っこしてほしかったんだ
ほんの数時間前まで
この部屋で元気に遊んでいたチャチャ
その死をなかなか受け入れることはできず
数か月間も泣き過ごす日々だったが
チャチャが何を伝えたかったのか
早すぎる死には
絶対に何か意味があるはずだと
考えるようになり
その時のことが 今現在の
わたしのわんこ育ての原点になっている

医者の言うことを真に受けないことも
自分の直感を信じることも
素人がする耳掃除はとても危険だということも
ドッグフードを簡単に信用しないことも
ストレスをなるべく与えないことも
犬らしく暮らさせることも
手作り食にしたことも
すべて
チャチャが教えてくれたこと
ブログを始めてからずっと
いつか記録しておこうと思っていたが
思い出すのが悲しくて
書くことができず
こんなに時が流れてしまった
チャチャ
本当に 本当に ごめんね
そして 心から感謝しているよ
本当にありがとう
これから まだまだ 続くわんことの生活
いろんな病気にもなるだろうけど
獣医の前で委縮してしまう母さんはもういないよ
異変に気付いた自分を信じて
疑問はぶつけて
必要なら 何回だって病院変わるよ
J&Rを誰よりもわかっているのは
母さんだって胸張って言うよ
天国から 見守っていてね
大好きなチャチャ
いつか必ず会いに行くから待っててね

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